資産のポートフォリオの前に
投資配分等のポートフォリオというのはよく見かける話ですが、人生のポートフォリオというのを今一度真剣に考えてみようと思っています。
人間は、自分の意思とは関係なく生まれ、自分の意思に反して死ななければならないという、何ともはかない存在です。
100年にも満たないごく限られた時間を、自分本来の生き方を追求せず労働だけに全てを費やしてしまうというのは、非常に勿体ないのではないでしょうか?
もちろんそれを避ける為に投資を行い、結果としてフリーキャッシュを得られるのであれば、必然的に自由な時間が増えます。
好きな物を買う、行きたい場所に行く、美味しい物を食べる。
もちろん、それだけでも幸福度は上がるとは思います。
その反面何か物足りない気もしています。
上記のような人間の3大欲求と呼ばれるモノを満たすだけは、生きていく中で最も重要な「幸福」という部分が抜け落ちておりますし、そもそも「幸福追求権」というものが日本国憲法第13条に記されていることから、その権利の意味を考え、最大限行使していきたいところです。
人生は何が起きるか分かりません。
コロナショックも、ちょっと前までは思いもよらない出来事でした。
あのキャノンが、、、
キヤノン、四半期初の最終赤字88億円 33年ぶり減配
キヤノンが28日に発表した2020年4~6月期の連結決算は最終損益が88億円の赤字(前年同期は345億円の黒字)となった。新型コロナウイルスの流行で事務機などの需要が急減した。四半期の最終赤字は開示を始めた00年以降で初めて。業績悪化を受け、6月末の配当を33年ぶりに減らす。
日本経済新聞
まず、会社の平均寿命を調べてみると約”23年”という数字を多く見かけます。
投資家視点ではなく、経営者視点から考えると、会社を維持するのだけでも相当至難の技という事であって、その上減配を33年間もしなかったというのは、もう奇跡レベルと言っても過言ではないかもしれません。
(もちろんキャノンの配当性向は、既に危険レベルとなってはいましたが、、、)
配当を維持するというのは、株主にとっては非常にありがたいです。ただ会社にとっては時として重荷以外何物でもない事もあります。
業績が良い時など、配当を維持したり増配を行うのは時価総額UPの為の良い手段となり得るかもしれませんが、悪化時には単なる負のルーテーンと化し、さらに継続してしまうことによって後々大きな痛手を被るというパターンも考えられます。
こうした事例は、実は個人レベルに落とし込んでも、かなり多くの共通点があると思っています。
「卵は一つのカゴに盛るな」という格言は奥が深い
本当はやりたくないのに、重荷に感じているのにも関わらず、周りの目を気にしながら”習慣”ということで続けた結果、急に限界を迎えプツリと何かが切れてしまう。
良くある話ではないでしょうか?
幸福度が低く自殺率の高い昨今、資産のポートフォリオを構築する前に、何よりもまず人生のポートフォリオを構築する方が、後々良い結果に繋がるのでは?と思えてなりません。
自己実現を後回しにし、フリーキャッシュの全てを投資に回すというストイックな方法もあるのかもしれませんが、若さという貴重な資源こそ有効に使い、投資は手段であり、あくまでその目的は「幸福な人生」を構築する為というのを絶対に忘れたくはないのです。
幸福な人生を送るために必要なのは、「投資」だけではありません。
「労働」がもし自分の転職であるとするならば、一般的に言われているような「出来るだけ避けるべき対象」にはなりませんし、「遊び」や、ましてやリフレッシュの為の「浪費」すらも時として必要なものになるのかもしれません。
「卵は一つのカゴに盛るな」という格言は、実は資産のポートフォリオだけでなく、人生のポートフォリオにも十分当てはまる言葉だと思います。
当ブログは基本的に投資ブログではありますが、コロナショックを受け、経費節減のために買った自転車の意外な面白さ、魅力を発見するにつけ、このような事を考えるに至りました。
〇〇ショックはきついもこですが、その反面大きなチャンスにもなり得るのだなと、益々痛感しています。そしてこの際、今までやってこなかった様々な事にチャレンジしてみようと思う今日この頃でした。
ということで、やはり近日中にウーバーイーツにチャレンジします!
そしてそこで得たキャッシュを、後日組み上げる「人生のポートフォリオ」を元に、様々な投資行動を行っていきたいと思います。
投資気分’sWILL
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